何でかな... 私とタルトタタンの出会いってそんなに昔じゃないし、初めて実際食したのも一年半前ぐらいのことなんだけど、なぜか、ずっと求めていた、ずっと食べ続けていたい、私の一番好きなスウィーツだと断言できるぐらい特別なお菓子です。
りんごは元々大好きだし、フレッシュな生のりんごも大好き!これはこのままの方がいい、と思うりんごはそのままいただきます。
タルトタタンはその美味しさをぎゅうっと濃縮させたりんご本来の味を生かした本当に贅沢なスウィーツだと私は思います。
余計な添加物を一切加えず、パイ(バートプリゼ)の他は極端に言えば砂糖しか使ってないのだもの。それを煮る時間や温度や鍋やオーブンなどの機材や手順で出来上がりも全く違うからこそ、「自分好みのタルトタタンを作り上げる」という工程は、りんごの皮を剥く時点からワクワクさせてくれるものでした。
最後に型からひっくり返す時のワクワク感、ドキドキ感、そして不安な気持ち、夜中に冷蔵庫に入れて朝ひっくり返す時など、気になって夜眠れなくなるほどでした(汗)
そのくらい、タルトタタンをひっくり返す喜び、は私にとって特別な思いで、たとえ失敗しても次の楽しみが出来る、と思えるほど、夢中になっていました。
冒頭の画像は今の時点で私の最高の出来のタタンです。
思えば、昨年10月末に初めてタルトタタンを作り始めて、11月末ぐらいには私のタルトタタン決定版!などとほざきながらレシピを上げていました(大汗)
まだまだひよっこ、そんな甘いものではないのに、お恥ずかしい。
味はそれはそれでコンポートみたいで美味しかったのですが、やはり濃縮度がまだまだでした。
なんとなくですが、タルトタタンは「どれだけりんごの旨味を濃縮できるか」にかかっているような気がします。
あと、カラメルの苦味と甘味のぎりぎりのところをりんごと上手に合わせりんごにどこまで浸透させられるか、全体の色にも関わってきます。鼈甲色よりももっと濃い芳醇な苦い甘さ、そんな層の厚い味を出せたらきっと理想のタルトタタンになるのではないか、と思います。
年末に一旦、「もうこれ以上のものは出来ないだろう」と自分なりに終止符をつけたつもりでした。
紅玉からふじに変え、レシピを微妙に調整しながら「これだ!!」と思える味と形になったからでした。
なので、友達にホールでプレゼントしてしまったりしてしまいました。まだまだだったんですけどね…(汗)
そんな奢り高ぶった私の目を覚まさせてくれたのは、年が明け以前から行きたいと思っていた渋谷Bunkamuraの地下にあるドゥ・マゴ・パリのカフェのタルトタタンでした。
この漆黒に近いようなタタンの色!まるでチョコレートケーキと見間違えるようなふか~い焦げ色です。でも、いただいて見ると全く苦味は無く、あまり甘くないのですがとても芳醇なふか~いりんごの旨味が詰まっていました。お店の方にちょっと聞いたらやはり相当長い時間かけて煮ているようでした。食感は、水分が少なく、餡子とか干し柿の感触に煮ています。ぎっしりしたペースト状の中にりんごの旨味をぎゅうぎゅう詰め込んだ感じでした。これはまさにプロの味、特別な機材を使わないととても家庭で作れる味ではないと思いました。
ただ、負け惜しみではないのですが、私の好みとしてはもう少し元のりんごらしさを残してもいいのじゃないかな、とも感じました。濃縮度としたら、以前何度かいただいた京都のラ・ヴァチュールの方が私好みかもしれません。あくまでも私は、ですが。90歳のおばあちゃまが何十年も作り続けた究極のタルトタタンだと私は思っています。
そんなわけで奮起した私はりんご煮る時間を3倍時間かけてみたり(左の画像)コンロではなくオーブン中心に煮てみたり(煮方が足りなく色づきが悪い)など失敗作を繰り返しながら、ようやく出来たものが冒頭と以下の画像のタタンです。
かなりの焦げ色ですが、そんなに苦味は無く、りんごの甘みと酸味が調和したどっしりとした密度の濃いタタンになりました。同じものが二回焼けたので、多分これからもこのレシピで焼いていけると思います。
ここまで来る間タルトタタン20台は焼いていると思います。りんごにすると一台に付き5個から8個使っているので140個ぐらい使った計算になります。砂糖の量は、などと考えると怖くなるのでやめます(笑)
子供たちも、試食でタタンに関してかなり口が肥えました。今回のタタンは子供3人が口を揃えて、「今までで一番美味しい!」と言ってくれました。試食する方も大変だったでしょう(笑)固唾を呑んでじっと感想を待つ母の前で食べるのですから(汗)感想の語彙も豊富になってました(笑)
なんだかほっとした気持ちと、淋しい気持ちもあります。決して改善の余地が全く無くなったというわけでは有りませんが、第一にりんごの季節ではなくなること、そして今年は昨年の台風の影響でりんご自体が品薄なため高騰しているそうです。そんなこともあり、あと何回この冬焼けるかなぁ~とちょっと淋しい気持ちでいます。しつこいですが、自分の覚書のためにまたレシピのおさらいをブログにアップするかもです。
もし、こんな長いレポートを読んでくれた方がいらっしゃるのなら、ありがとうございました。そしてお疲れさまです。
2012年1月21日土曜日
2012年1月19日木曜日
東京下町ツアー(谷根千編)
谷根千散策のはずせないポイント 谷中銀座に向かう「夕焼けだんだん」 |
正直、「谷根千」ってなんだか知りませんでした
谷中、根津、千駄木の辺りの事を言うそうです
昭和の下町情緒を残してたくさんお寺や神社が集まっている
注目のスポットらしいです
七福神めぐりのツアーもあったりするらしいですが
谷中、根津、千駄木の辺りの事を言うそうです
昭和の下町情緒を残してたくさんお寺や神社が集まっている
注目のスポットらしいです
七福神めぐりのツアーもあったりするらしいですが
私たちが行った時は比較的静かで通常の街並みという感じでした
この辺は以前ベリーダンスを習いに来ていたので
割と馴染みの場所なのですが
ここの谷中銀座ぐらいしか知らないため
今回はぐるっとさくっと歩いてみました
割と馴染みの場所なのですが
ここの谷中銀座ぐらいしか知らないため
今回はぐるっとさくっと歩いてみました
2012年1月18日水曜日
東京下町ツアー(浅草編)
つい先日、岡山から遊びに来た友人と東京下町中心の散策をしました
前回スカイツリー中心の散策をしたので
今回は浅草と最近流行りの谷根千あたりを歩いてみました
今回は浅草と最近流行りの谷根千あたりを歩いてみました
食べたもの中心に覚書にしておきます
まず特筆すべき最初のお食事!
上の美味しそうな牡蠣釜飯は元祖 釜めし春 浅草本店
お腹を空かせてようやくたどり着きました
時間はすでに12時を回っていて私たちが入った直後にどんどんお客が入ってきました
注文してから炊き上げるというだけに20分から25分は待たされました
私もじっと我慢の子でしたが他のお客さんも誰も文句を言わずじっと待っています
それだけ待つ甲斐がある代物が出てくることを
上の美味しそうな牡蠣釜飯は元祖 釜めし春 浅草本店
お腹を空かせてようやくたどり着きました
時間はすでに12時を回っていて私たちが入った直後にどんどんお客が入ってきました
注文してから炊き上げるというだけに20分から25分は待たされました
私もじっと我慢の子でしたが他のお客さんも誰も文句を言わずじっと待っています
それだけ待つ甲斐がある代物が出てくることを
江戸っ子の年配のおじさんおばさんは知ってるんですね
浅草で釜飯なんて・・・って最初思いましたが
前回は駒形どぜうを食べてるし
洋食のヨシカミもいいけどそこまでどっしりは食べられないし・・・
ということで浅草の知る人ぞ知る釜飯屋に決まりました
ちなみに駒形どぜううん十年前に来た事あったみたいですが
改めてここのどぜう料理の美味しさを認識しました
まったく生臭くなくて山椒をたくさんかけて食べたどぜう鍋は絶品でした
柳川鍋より私はどぜう鍋の方が好みだったかな
前回は駒形どぜうを食べてるし
洋食のヨシカミもいいけどそこまでどっしりは食べられないし・・・
ということで浅草の知る人ぞ知る釜飯屋に決まりました
ちなみに駒形どぜううん十年前に来た事あったみたいですが
改めてここのどぜう料理の美味しさを認識しました
まったく生臭くなくて山椒をたくさんかけて食べたどぜう鍋は絶品でした
柳川鍋より私はどぜう鍋の方が好みだったかな
前回昨年6月にいただいた名代どぜう鍋 |
友達が食べた柳川なべ |
さすが老舗こんな雰囲気ある店構えです |
で、「釜めし春」に戻りますが
お腹空いていたのもあるかもしれませんが
想像以上に絶品!でした
写真を見ての通りお米はつやつや立っているし
牡蠣の出汁がしっかり染み込んで
想像以上に絶品!でした
写真を見ての通りお米はつやつや立っているし
牡蠣の出汁がしっかり染み込んで
濃くも薄くもないムラのないお味で確かな味!という感じでした
やはり客にこびずどんなに待たされても
ちゃんとお客が入る老舗のお店ならではです
牡蠣もぷりぷりでたくさん入ってました
これは五目釜飯を選んだ友人に勝ったな!と思いましたが
少しいただいたら、五目釜飯も美味しい!!
やはり客にこびずどんなに待たされても
ちゃんとお客が入る老舗のお店ならではです
牡蠣もぷりぷりでたくさん入ってました
これは五目釜飯を選んだ友人に勝ったな!と思いましたが
少しいただいたら、五目釜飯も美味しい!!
海老やたけのこや色々入っていましたが
それらの味が上手くお米になじんで
もしかして負けたかも!と思う美味しさでした
次は五目釜飯食べよ~~っと♪
量もご飯茶碗二膳半はあったよ!
それらの味が上手くお米になじんで
もしかして負けたかも!と思う美味しさでした
次は五目釜飯食べよ~~っと♪
量もご飯茶碗二膳半はあったよ!
赤だしは別に注文 付いてたらいいのだけど文句は言えない(笑) |
昼食後、合羽橋や浅草六区を散策しました
かの有名なロック座 |
まだまだ散策してみたい浅草の通り |
合羽橋通りからスカイツリーも見えます |
夜は友人の希望で豚カツを食べに行きました
知らなかったけど、東京と言ったら
てんぷらと並んで豚カツが有名だそうです
上野の豚カツ屋さんに行こうと思ったのですが
ちょうど行きたいお店がお休みだったため浅草で探したところ
とてもいいお店を見つけてそこも大正解!!
ビジュアル的にあんまりだったので写真は撮りませんでしたが
箸で切れる軟らかいひれカツで美味しかったです
そのお店で見た「トンテキ」がまた美味しそうで・・・
友人に教えてもらい家で作ってみました
ボリュームは違うけど部屋中ソースのいい香りで美味しく出来ました^^
とてもいいお店を見つけてそこも大正解!!
ビジュアル的にあんまりだったので写真は撮りませんでしたが
箸で切れる軟らかいひれカツで美味しかったです
そのお店で見た「トンテキ」がまた美味しそうで・・・
友人に教えてもらい家で作ってみました
ボリュームは違うけど部屋中ソースのいい香りで美味しく出来ました^^
![]() | |
友人に聞いて再現してみたトンテキ 千切りキャベツが・・・(汗) |
谷根千編は次回!
2012年1月3日火曜日
謹賀新年
明けましておめでとうございます
今年はこの三が日の天候のように
穏やかで平和な一年になることを祈っています
関東に戻ってきてはじめてのお正月を迎えました
昨年は喪中だったため
お正月という雰囲気は無かったため
おせち料理も作らずに済みましたが
今年はそういうわけには行かず
仕方なく(汗)作りました
今年は一応ちゃんとお重に詰めてみましたが
私流のお重です
穏やかで平和な一年になることを祈っています
関東に戻ってきてはじめてのお正月を迎えました
昨年は喪中だったため
お正月という雰囲気は無かったため
おせち料理も作らずに済みましたが
今年はそういうわけには行かず
仕方なく(汗)作りました
今年は一応ちゃんとお重に詰めてみましたが
私流のお重です
黒豆 八つ頭 酢の物 厚焼き玉子 金平は手作りです
なんか綺麗じゃないけど二の重には焼き豚をつめちゃいました
今回大好評の煮物
ひとつひとつ別々に煮て手をかけた甲斐ありました!
ひとつひとつ別々に煮て手をかけた甲斐ありました!
久々の御節でしたが勘が鈍っていなくて良かったです
初詣は川崎大師に行きました
ここに来るのは10年振り以上かも
朝5時の出発で大正解!
帰る頃は駐車場が長蛇の列になっていました
ここに来るのは10年振り以上かも
朝5時の出発で大正解!
帰る頃は駐車場が長蛇の列になっていました
気まぐれなブログですが
今年も気まぐれにぼちぼち更新します
今年もよろしくお願いします
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